クロスステッチのキットを購入した場合、どのようにはじめればよいのかはキット内の解説書にすべて記載されています。クロスステッチ初心者さんには、まずキットを挑戦してみると、クロスステッチの進め方や刺し方などが理解できるかと思います。
前回、クロスステッチの魅力についてご紹介しましたが、今回はクロスステッチのキットの内容や、その進め方についてご紹介します。
クロスステッチのキットとは

クロスステッチのキットは、クロスステッチをはじめるにあたって必要な材料がそろっていて、キットを購入すればそれだけで作品作りに挑戦できるというものです。
キットの内容
キットに含まれているものは下記のとおりです。
- 図案・解説書
- 布
- 刺繍糸
- 刺繍針
どのキットにもだいたいこの4種類は確実に含まれており、すぐにでもはじめられるのが特徴です。ただし、ほかにも必要なものもあるので、内容をチェックして不足しているものをそろえるようにしましょう。
たとえば、クロスステッチ作品を製作するにあたっては、下の道具は揃えておくと大変便利です。
- 刺繍枠
- 糸切ばさみ
選んだキット
今回は、以前紹介したオリムパスキットの「かんたんクロスステッチシリーズ」から、「フルーツ&フラワー・バラ」です。

ずいぶん前に母につきあって手芸店をフラフラしていた時に惹かれたキットで、飾れるなんて素敵じゃないですか、と思って購入したものです。ブルーベリーとイチゴとバラで悩んだのですが、飾るのなら花かしら?と選びました。
手のひらサイズくらいの小さいもので3時間くらいで完成するキットとのことでしたが、なかなか刺せずに結局つい先日時間を作りました。その間にキットについての記事を書いているというね……遅いデショ。汗
参考までに前回の記事を載せておきます。
まずは前準備
実際にはじめるにあたり、まずは前準備をします。
1. 内容を確認する
まずはキット内に含まれている内容を確認します。不足しているものはないかなど、要チェックです。

・図案・解説書
・布
・25番刺繍糸(6色計11本)
・刺繍針(1本)
・木目調フープ
このキットには上記の内容がセットされていました。
特に、糸は内容が記載されているので、色と本数はきちんとチェックしておきましょう。

ちゃんとそろっているのを確認しました。

2. 布の中心を決める
クロスステッチは布の中心から刺していくのが基本です。
そうすることで、上下左右の余白が均等になり失敗がありません。特にキットなどの場合は布のサイズが決まっているため、刺し位置が偏ってしまうということを避けるためにも、中心から刺していくことをお勧めします。(ただしHAEDのような大型全面刺しの作品は例外です)
①布を四つ折りにする。

②広げた時に折り目が交差する中心点に、チャコペンなどでマーキングをしておく。

水で洗い落とせるチャコペン、または中央を刺さないデザインの場合は、糸で印をつけておくなどしておくとよいでしょう。
3. 布のほつれ防止処理をする
キットよっては布の端の処理をしているものもありますが、だいたいは処理されていないので、布のほつれ防止のための処理を行います。
布の端は、かがり縫いで処理します。

クロスステッチのブロック織りの布は、糸の束を交差させるだけで織ってあります。そのため、きちんと処理をしておかないとスルスルと糸がほどけていってしまいます。
ほつれた糸が刺繍糸に巻き込まれて絡んでしまったり、ほつれた糸がいつまでも垂れた状態で見た目もよくないので、布の端の処理はきちんとしておきましょう。
4. 糸の準備
今回は9カウントの布なので、糸は6本取りになります。
糸は6本の細い糸がより合わさって1本の刺繍糸となっているので、クロスステッチを刺す場合は刺し目がふんわりとなるように、細い糸を1本1本ばらしてから元のように1本にまとめます。

糸の準備に関しては、刺す際その都度行う、でよいですね。
いざ!実践
布の準備が整ったら、実際に刺していきます。
しかし布はとても柔らかく、ステッチするにもよれよれしていて糸がゆがむ恐れがありました。刺す面をピンと張らせるために、刺繍枠を使用する方がきちんと刺すことができるので、できる限り用意しておくとよいかと思います。
これで準備万端です。

なお、このキットに付属している装飾用フレームが利用できそうなのですが、付属の装飾用フレームは一見木の枠に見えますが、引っ張ると少しだけみよんと伸びる樹脂っぽい素材です。
付けたり外したりして伸びちゃったりしないのだろうか?仕上げで使用した方が良いのかな?と悩み、心配症の私は刺す際は他の刺繍枠を使用することにしました。小さいものを刺すこともあったので、小さい刺繍枠があってよかったです。
でも、装飾用のプチフレームを使用するのでもよいと思いますよ!中心を綺麗に合わせてセットすれば、付け外しを最小限で済ませられますからね。
①中心から刺し始める。


中心の■の記号(えんじ色)から刺し始めます。
②中心に近いところからどんどん刺していく。

刺していく際に注意する点として、
①6本取りで注意しなければならないのは、1本1本の細い糸がよれてしまうこと。糸がよれてしまうと刺し目がきれいに見えないので、糸の向きを整えながら刺していきましょう。
②糸がふんわりとすると刺し目がきれいに見えるので、糸を引きすぎないように注意して刺していくとよいでしょう。
③花部分が完了。

④葉っぱを刺して完成!

糸のよれなどずいぶん気を使ったのですが、6本取りは本当に難しかったです。なめてました、すみません。汗
完成!
完成したら、作品の中心がフープの真ん中に来るようにセットして外枠を取り付け、布がピンと張るように布の端を引っ張って整えます。
さらに解説にはフープ裏の処理についての記載があり、フープを装着した後は大幅に余った布を切り、布の端をぐるりとぐしぬいしていくとありました。ギャザー状態になった布端を中央に寄せて、終了です。
完成~!!

裁縫は苦手なので、あまりにあんまりな後ろは割愛します。笑
きれいに刺せたんじゃないの?と自画自賛していたら、意外にも母が気に入ったようで、現在は居間に飾られています。
感想。

すべての糸をほぐしてまとめて、の作業がえらく時間がかかったので3時間半ほどかかってしまいましたが、製作目安時間内に完成しました。
これは楽しい!!
購入の際悩んだフルーツや、ほかにもいろいろなシリーズもあったので、いろいろ挑戦してみたくなります。
ちょっと刺すにはちょうど良い大きさだし、そんなに高いレベルを要求されるわけではないので、クロスステッチ初心者さんの練習にはもってこいだと思います。
大きさも手のひらサイズなので邪魔にもならないし、気に入ってくれる方がいるのならプレゼントしてもよいかもしれませんね。
クロスステッチに興味はあるけれど、何からはじめたらよいのか分からない…という初心者さんは、とりあえずこういうミニサイズのキットからはじめてみるとよいと思います。ぜひぜひ、楽しんでくださいませ!



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