クロスステッチをご存知でしょうか。最近ではお年を召された方が脳トレとして挑戦するということも増えてきたようで、「脳トレ手芸」と銘打ってキットが販売されているのを見かけました。
クロスステッチは幅広い人たちにおすすめできる手芸というジャンルのひとつです。
ここでは、「興味があるけれどどうすればよいのか?」という人に向けて、クロスステッチをはじめるにあたってまずは何を準備すればよいのか解説をしていきます。
クロスステッチとは

クロスステッチは、その名のとおり×(クロス)の形に刺し連ねていくことで、模様や絵を表現していく手法の刺繍のひとつです。イメージとしては、ゲームなどのドット絵のようなものです。
図案に沿って布に刺していくため、デザインを考えるのが苦手であるとか、不器用で手芸が苦手という人でもとっつきやすくおすすめです。
かわいらしい図柄から、まるで絵画のような図柄まで、デザインは多岐にわたります。額に入れて飾ることもできますし、クッションカバーやコースターなどの小物に取り入れたりと、いろいろなものに取り入れることができます。最近ではスマホケースに使われるなど、アイデア次第で幅広い活用方法があります。
まずはこれだけ揃えよ!

クロスステッチを始めるにあたって、必要なものを準備します。
まずは道具から紹介します。必要最低限、これだけは揃えておけばすぐにでもクロスステッチを始められます。
クロスステッチ針

クロスステッチ用の針は通常の縫い物に使う針とは異なり、先端が丸みがあり、糸を通す穴が大きく糸を通しやすいのが特徴です。フランス刺繍針などのように先端が尖ったものを使うと布を割ってしまい、作品をきれいに仕上げることができなくなるため、必ず「クロスステッチ針」を使用しましょう。
またクロスステッチ針は、針の太さを表す号数があり、布の目の大きさに合わせて使い分ける必要があります。用意する際は、号数にも注意しましょう。
まずは何種類か号数の針がそろっている物を購入しておくとよいですよ。
なお、針は消耗品のため、ずっと使い続けるということはできません。針は汗や汚れなどが付着したままにしておくと錆びてしまうことがあります。
そこで、ひとつは持っておくと便利なアイテムをご紹介します。
刺し終わった針を磨いておけば針の通りも復活するうえ、磁石入りなのでちょっと針を休めておくこともできます。
刺繍糸

刺繍糸はさまざまなメーカーや種類がありますが、25番を使うのが一般的です。
刺繍糸のメーカーは有名なところで3社挙げられ、大体の手芸コーナーで販売されている刺繍糸も特にその有名メーカーのものが置かれています。
- DMC
- COSMO(ルシアン)
- オリムパス
100均や中国メーカーなどで販売されている安価な刺繍糸はすぐに絡まってしまい毛羽立ちやすく、あまりよい物とはいえません。そのため、初心者さんはまず信頼できる上記3社の刺繍糸を使ってはじめることをおすすめします。
クロスステッチ用の布

クロスステッチ用の布は、布目が数えられるように織られた布を使います。

このように目が数えられるように織られたブロック織の生地には、ジャバクロスやアイーダなどがあります。初心者さんはまずこれらの布を選ぶとよいでしょう。
また、クロスステッチの布には「カウント」と呼ばれる布目の大きさを表す単位が使われています。1インチ(=2.54cm)中にある織目の数を表し、例えば11カウントならば1インチに11目ある、ということになります。カウントの数字が小さい布は目が大きく、数字が大きいほど目が細かくなります。
初心者さんならば、まずは9カウントや11カウントあたりからはじめるとよいでしょう。
刺繍枠

なくてもよさそうな刺繍枠ですが、あるとないとではやはり仕上がりに違いが出ます。布をしっかり張ったほうが刺しやすく、逆に布がよれたりていると糸の引きが甘く、仕上がりが緩くなったりします。
ただし、しっかりと織られて固い布の場合や、小さい作品を作る場合には刺繍枠が必要ない場合もあります。
刺繍枠は一般的によく見られるねじ式の木製の刺繍枠であれば10~15cmがおすすめですが、個人差もあるため、実際に手で持ってみて使いやすい物を選ぶとよいでしょう。
図案
自分でデザインするのもよいですが、クロスステッチの本には図案が掲載されているので、それを参考にして練習するのもよいでしょう。現在ではインターネットでも無料の図案が紹介されているので、なるべくお金をかけたくない、という人は探してみるとよいでしょう。
また、アプリなどでもクロスステッチの図案を作成できます。ご自身のペットの写真を使って図案を作成するということもできるので、ぜひ参考にしてみてください。
あれば良し!

次は重要ではないけれど、あれば便利なものをご紹介します。
糸切りハサミ

糸切りハサミは裁縫用の糸切りバサミがあればそれで大丈夫です。糸切りハサミは切った糸の切れ端が綺麗に揃うので、裁縫用がなければ買っておいたほうがよいでしょう。
そして糸切りハサミを買うのであれば、和裁用の糸切りハサミではなく、なるべく先の細い刺繍用の物を選ぶと、細かい作業がしやすいのでおすすめです。
糸通し

なくてもよいけれど、あれば効率が上がって便利なのが糸通しです。もともと針の穴が大きいので糸を通しやすいのが特徴のクロスステッチ針ですが、糸通しがあればさくさく作業が進められます。
一般的に使われている細いワイヤーの糸通しは避け、刺繍用の糸通しを用意しましょう。刺繍糸は細い糸を2本3本とまとめて針に通す必要があるので、すぐに壊れてしまうからです。
チャコペン

目を数えて刺すクロスステッチでは、基本となるグリッド線があると間違いを減らすことができます。もちろん不要という人もいるため、あると便利なアイテムといえます。
布に線を引くために、水で落ちるチャコペンや、最近では熱で消えるフリクションペンを使うという人も増えてきました。
一気に揃うキットもおすすめ!

最も手早く簡単に道具を揃えることができるのは、クロスステッチのキットを買うことです。
クロスステッチのキットには、必ず入っている図案と布、刺繍糸のほかに、キットによっては針やハサミなど、クロスステッチを始めるにあたって必要な物がそろっています。ただし、キットといってもそれぞれに内容が違うこともあるので、内容は確認しましょう。
初心者用のスターターキットの場合、針やハサミ、糸通しや縫い目の糸を切るためのリッパーが入っている場合があります。なかには装飾用の刺繍枠や額が含まれるキットもあります。
何もかも初めてという初心者さんは、キットからはじめてもいいかもしれませんね。
クロスステッチの道具は案外少ない!

今回はクロスステッチをはじめる前の準備として、揃える道具についてご紹介しました。
クロスステッチは、最低限5つの道具さえあればはじめられます。
また手軽にはじめたいという人は、ほとんどの道具が入っているキットを買ってしまえば、買ったその日からはじめることができます。
はじめる前に刺したい図面、そして布や刺繍糸を準備していると、とてもわくわくしてきます。クロスステッチをに興味がある人はぜひぜひ参考にしてみてください。
次回クロスステッチを実際にはじめる編でお会いしましょう!






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